松坂桃李主演でずっと見たかった実写「耳をすませば」
実写版を観る前にアニメ版耳をすませばをおさらいしておこうと思い、ジブリの耳をすませばを事前に見ました。
しかし…
実写の「耳をすませば」はアニメとは8割別物と思って観るべきでした。
カントリーロードが聞けない
耳をすませばといえば「カントリーロード」
カントリーロードといえば「耳をすませば」
と言ってもいいんじゃないでしょうか。
当然実写でもカントリーロードが聞けると思っていましたが、残念ながらその思いは叶いませんでした。
カントリーロードの代わりになったのが合唱曲としても有名な「翼をください」でした。
なぜカントリーロードじゃなくて翼をくださいだったのか?
実写映画を観た人ならだれもが気になると思います。
実写版「耳をすませば」はジブリ映画とは別物
耳をすませばが実写化する!
と聞いたとき、きっと誰しもが「あのジブリの耳をすませばの実写化」を想像したでしょう。
でもこの映画はジブリ版の耳をすませばではなく、柊あおいさんの原作「耳をすませば」の実写化だったようです。
なのでジブリとは異なる映画にするためにも、カントリーロードは使わなかったそうです。
開始10分で流れる翼をください
そういうこととは知らず観たので、突然雫が翼をくださいを歌いだして「…え?なんでカントリーロードじゃないの?」と置いてけぼり感満載でした。
ん?この歌なんだっけ…?
あぁ、「翼をください」だ。
…なんで?
でも映画の中盤で、雫と聖司が2人で翼をくださいを歌うシーンは良かったですよ。
松坂桃李さんの演奏シーンも躍動感があってとても良かったです。
聖司=バイオリンじゃなかったっけ?
カントリーロード以外にも、あれ?なんで?と思ったのが誠司の夢です。
ジブリの聖司はバイオリン職人を目指していたはず。
しかし実写版では中学生の頃からチェロを演奏しており、将来の夢もプロのチェロ奏者となっていました。
むむむ…
実写版になって夢まで変更させられちゃったか…
バイオリン職人からチェロ奏者に変更となった理由
どうしてバイオリン職人じゃダメだったんでしょうか?
調べてみると、実写版を撮影するにあたって3つの理由があったようです。
- チェロ奏者の方が画面に映える
- バイオリンは習得が難しい
- 演奏シーンを再現するため
大人の都合がたくさん詰まっているんですね
「耳をすませば」感想
ジブリの実写を想像して観たため、実写版はある意味期待を裏切られたというところです。
おうちでまったり観るにはちょうどいい映画かな。
中でも、中学生時代の回想シーンはとても良かったです!
回想シーンは結構ジブリに忠実でした。
電車に乗ってきた猫を追いかけて地球屋に巡り合うところや、杉村が雫に神社で告白するシーンなど。
そうそう!
実写って聞いてこういうのをイメージしてたの!
ただ、10年後の雫が終始暗いんですよね。
夢も仕事もうまくいかない、自分の気持ちも素直に言えない。
会社も有給なんて認めないブラック企業。
(あの時代ではこういう会社が多かったのかもしれませんね)
10年経っても芽が出ない。
才能なんてない。と夢を諦めるんですが…
10年経ってもまだ25歳だよ!!
25歳なんてまだまだこれからだよ!
と思っちゃった35歳(笑)
確かに10年も続けて芽が出ないとツライけど、私たちの知ってる雫は自分の心に正直なはず!
どうしようもなく落ち込んで未来が見えなくなった雫は、聖司くんに会いに遠く離れたイタリアへ行きます。
ここで突然現れる恋のライバル「サラ」
この女、聖司に自分の気持ちを伝える前に日本から来た雫にけん制してくるなんて…
ヤな奴!ヤな奴!ヤな奴!!笑
イタリアでのすれ違いで2人は一旦別れてしまいますが、ラストには日本に帰ってきた聖司が雫を迎えにきて思い出の丘でプロポーズ。
10年越しの純愛が実ってホッとしました。
実写版「耳をすませば」はジブリとは別物として観よう
これから実写版耳をすませばを観る方は、この映画はジブリとは違うと思って観る方が楽しめるでしょう。
10年後のストーリーは完全オリジナルですので、雫と聖司がどんな成長をしたのかを楽しんでほしいと思います。
コメント