今や小1の壁を前に退職するママは4人に1人と言われています。
それほど小1の壁は働くママの悩みの種です。
小学校は保育園とは大きく異なります。
私ももれなく小1の壁問題にぶち当たりました
私が小1の壁問題とどう向き合ったのか、小1の壁で退職して後悔しないのか。
今まさに小1の壁で悩んでいるママさんの肩の荷が下りたらいいなと思い、この記事を書いています。
- 小1の壁で退職すると後悔するか不安な人
- 保育園と小学校の違いを知りたい人
- 退職したいけど仕事を辞めることに不安がある人
保育園とは大きく異なる小学校
はじめての子が小学校に入学したとき、保育園との違いに驚きました。
保育園ってものすごく手厚かったんだな…と改めて実感しました。
保育園のようなおたよりはない
保育園の頃は当然のように毎日のおたよりがありました。
親は家での様子を書き、先生は園での様子を教えてくれます。
しかし小学生になったら先生から今日の様子などは教えてもらえません。
そうか…
小学校はおたより帳がないのか…!!
と入学後に思ったことを覚えています。
そのため、今日は何をしたのか?どんな1日だったのか?と子どもから聞く必要があります。
お喋り上手な子ならいいかもしれませんが、入学したばかりの1年生。
なかなかうまく話してくれませんでした。
うまくクラスに打ち解けているのか等、入学早々不安な気持ちになることも度々ありました。
帰宅時間が早い
当たり前ですが、保育園は勤務時間中預かってくれます。
しかし小学校は親が仕事中でも関係なく一斉下校です。
1年生のはじめの頃は、給食を食べたら帰ってきます。
「え!?もう帰宅時間!?」と思う程早いです。
給食にも慣れてくると5時間目が始まりますが、それでも14時頃の帰宅です。
宿題のチェック
小学生になると親が宿題をみなければいけません。
丸付けだけなら1年生のうちは案外楽に終わります。
でも、宿題って丸付けだけじゃないんです。
ママー!!これ分からない!
ママー!!これ教えて!
ママー!!こっち来て!
宿題を始めたと思ったらとにかくもう「ママ!ママ!」の嵐です。
仕事で疲れて帰ってきて、そこから子どもの宿題に付き合うのは結構ハードです。
宿題も、計算ドリル・漢字ドリルだけじゃないです。
タイムを計りながらの計算カードや、音読。
全てに付き合うと結構時間を取られてしまいます。
持ち物チェック
小学生になると持ち物も多いです。
忘れ物をしないために、毎日一緒にチェックしてあげなきゃいけません。
毎日決まったものに加えて、小学校って突如必要なものが出てきます。
・来週図工で使うので〇〇を用意してください。
・あ、ノートなくなった!明日いるのに!
・空き箱を10個程度集めていてください。
・どんぐり、松ぼっくりを拾ってきてください。
などなど…
正直週末しか休みがない会社員時代は、準備物の用意がとても大変でした。
小学生の親は負担が大きい
小学校に入学後、これまでは想像もしていなかった親の負担を感じるようになります。
大変だと感じたことをまとめてみました。
突然の学級閉鎖
小学生ママになって困ったことのひとつ。
「学級閉鎖!!」
コロナ・インフルエンザなどが流行りだすと、学級閉鎖は突然やってきます。
インフルエンザにより明日から5日間学級閉鎖です。自宅で過ごすようお願いします。
ある日このような連絡が学校から来る恐怖!!
学級閉鎖なのでもちろん育成(学童)に通わせることもできません。
どんな状況でも仕事の都合をなんとかつけなくちゃいけません。
私は休めない、俺も会議があるから休めない!
など夫婦喧嘩になってしまう可能性もあります…。
小学校は保護者参加の平日行事が多い
保育園では保護者参加行事といえば基本的に土曜日でした。
しかし、小学校は平日に行事が多い!
- 授業参観
- 保護者懇談会
- オープンスクール
- 登下校の旗振り当番
しかも兄弟がいる場合、学年によって授業参観日が異なる場合も。
つまり、月曜日は1年生の授業参観・水曜日は3年生の授業参観…と週に2度休みを貰う必要があります。
正直度々の休み申請は心苦しい…。
子どもの頑張る姿を見たい反面、仕事を休むことへの罪悪感も否めません。
仕事の都合なんて気にせず、心置きなく子どもの行事に参加したい…
そう思うことが増えてきました。
学校に加えて習い事も増える
小学生になると習い事を始めるお子さんも増えるでしょう。
我が家も小1から新たに習い事を始めました。
習い事=送迎が必要です。
レッスン日が平日の場合は仕事の都合をつけて送り迎えをしなくてはいけません。
また、習い事によっては保護者負担が大きなものもあります。
私も習い事の役員が回ってきた年は、とにかく忙しかったです。
発表会や大会などで休日が潰れることも度々あります。
平日は仕事をして、休日は子どもの習い事…。
自分のための休みがなかなか取れないかもしれません。
小1の壁で退職した結果
結果私は2人目の子どもが入学を控えた春、小1の壁を前に退職しました。
退職するまでは仕事を辞めることにとても不安がありましたが、退職して本当に良かったと思っています。
「いってらっしゃい」「おかえり」が言える生活
まず何と言っても子どもが帰ってきたときに「おかえり」と言ってあげられることがとても幸せです。
「ただいまー!」と元気よく帰ってくる我が子に「おかえり」と返事が出来る喜びがあります。
また、元気のない日の変化にもすぐ気づくことができます。
実際、いつもは元気よく帰ってくる息子が、少ししょんぼりして帰ってきた日がありました。
あれ?なんだか今日はいつもと様子が違う?
そう感じたので理由を聞くと、帰り道で知らない子とぶつかって転んでしまったとのことでした。
よく見ると足や腕にかすり傷が。
次の日先生にも事情を説明して、誰とぶつかったのか等きちんと確認することもできました。
帰宅時の子どもの様子を毎日確認できるので、ちょっとした変化にも気付くことが出来るようになりました。
穏やかな時間を過ごせるように
私は今会社員を辞めて、在宅で仕事をしています。
子どもが学校から帰ってくるまでに一通り仕事を終わらせて、帰宅後は子どもとゆっくり過ごす生活を送っています。
正直、会社員の頃には考えられないような穏やかな時間が流れています。
おやつを一緒に食べながら、学校であった出来事を聞いたり。
時には一緒に晩御飯を作ってみたり。
会社員の頃は仕事と育児のバランスを上手くつかめずイライラすることも多かったんですが、今は仕事よりも子どもと過ごす時間にベクトルを置いています。
これも在宅ワークだから叶えられたことです。
子どもが親を必要としてくれる「今」を大事にしたいと思っています。
退職して大変だったこと
退職して良かったことの方が断然多いんですが、大変だったことも少なからずあります。
私の実体験をお伝えしたいと思います。
在宅で仕事をするママの姿に慣れない
退職してすぐの頃は「なんでママ家にいるの?」と子どもからよく聞かれました。
「ママ仕事辞めたの?」「ぼくは毎日学校に行くのにズルい!」など子ども心に感じていたようです。
これまではママは毎朝バタバタと出社し、夜も遅くまで仕事をしていたので子どもからしたら確かにそう感じるかもしれません。
でも仕事は会社員だけじゃないんだよ。
在宅ワークとして家で働くことができるんだよ、ということを子どもにも教えてあげられました。
色んな働き方があることを子どもに直に見せられたので逆に良かったと思っています。
安定した給与がなくなる
これまで毎月安定して入ってきていた給与がなくなります。
正直仕事を辞めるとき1番不安だったのが収入面です。
在宅ワーカーとして働いていますが、会社員の頃の給与にはまだ及びません。
収入が減った分不安もありますが、今は子どもと過ごす時間の方を大切にしたいと思っています。
それでもやはりお金についての不安はなかなか消えません。
我が家はプロに相談してライフプランを立ててもらいました。
今後の教育費や不要な保険について相談できたので安心して退職できました。
お金のプロが「大丈夫」と言ってくれるのは心強かったです。
まとめ:小1の壁で退職して後悔はない
仕事を辞めるまでは不安な気持ちが大きかったけれど、退職して本当に良かったと実感しています。
むしろ子どもが不安を感じるこの時期に会社員を辞められたことは家族にとってもとても大きかったです。
働き方は会社員だけじゃないということも知るきっかけになりました。
自分のためにも、子どものためにも会社員を辞めて在宅ワーカーになって良かったです。
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