映画「マッチング」考察・感想｜Snow Man佐久間大介主演作※ネタバレ

2024年2月28日2024年10月10日

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土屋太鳳さん・佐久間大介さん（Snow Man）主演の映画「マッチング」が2024.2.23に公開されました。

この映画はタイトルのとおり、マッチングアプリを題材としたサスペンススリラーです。
目を塞ぎたくなるようなシーンもありますが、一体真犯人は誰なのか？

ラスト1秒に衝撃の真実が隠されています。

この記事では映画マッチングの考察や感想をネタバレ込みで解説します。
※ネタバレ記事となりますので、まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください。

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マッチングあらすじ

ウェディングプランナーとして働く輪花は恋愛に奥手で、親友で同僚の尚美に勧められてマッチングアプリに登録することに。
マッチングした相手・吐夢と会ってみたものの、現れたのはプロフィールとは別人のように暗い男だった。それ以来、吐夢は輪花のストーカーと化し、恐怖を感じた輪花は取引先であるマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山に助けを求める。
同じ頃、“アプリ婚”した夫婦を狙った事件が起こる。輪花を取り巻く人々の本当の顔が次々と明らかになっていく中、輪花の身にも事件の魔の手が迫る。
マッチング : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

映画マッチングに散りばめられた伏線

※以下ネタバレを含みます。

サスペンスらしく映画の各所に伏線が散りばめられていました。

映画マッチング　伏線その1

リンカ（土屋太鳳）とマッチングした相手、吐夢（佐久間大介）のプロフィールに25歳と出ている
「週末に飲む相手が父親しかいない29歳」というリンカのセリフから吐夢と4歳差と分かる
リンカの母親はリンカが4歳のときに家を出ていった

映画マッチング　伏線その2

マッチングアプリに登録したリンカの写真には背景に子どもの絵が飾られている
その絵には四つ葉のクローバーを持つ女の子と赤い服の女が描かれている

映画マッチング　伏線その3

マッチングアプリサイト内のやり取りをエンジニアが閲覧しているシーンあり
影山（金子ノブアキ）が吐夢になりすましてリンカとやり取り可能
リンカに家族写真を送りつける吐夢。しかし、吐夢本人はなんのことか知らない。
＝影山にハッキングされている

映画マッチング　伏線その4

リンカの父親が25年前に不倫をした女との出会いはパソコンチャット
現代のマッチングアプリと類似するものがある

2回目のマッチング📱💓
考察や伏線回収ができて、また違ったおもしろさでした。パンフ買って良かった〜〜〜 pic.twitter.com/ktvSMljY0W
— makura (@sv_a0zz) February 25, 2024

映画マッチング感想

ここからは私が映画を観て思った感想を書き記します。

まず怪しすぎる吐夢。そしていい人に見せかけて怪しい影山。

これは吐夢が犯人と思わせて真犯人は影山パターンだな…
と序盤で感じます。

しかし単純に犯人が誰かよりも、もっと重要なことがこの映画には込められているように感じました。

レビューみると「早い段階で展開が読めた」的な意見もあるけど
マッチングは「ミステリー」でなく「サスペンス」なので「犯人は誰か」という所に重きを置いてないのかなと個人的意見。
それより「この場面の心情」だったり「この違和感の正体」だったり、考察を楽しめる作品かな#映画マッチングにLIKE
— とにー (@1021mgmksk) March 3, 2024

お節介すぎる同僚

色んな感想はありますが、私は同僚の尚美が苦手です。
出会いのない友人を見かねて、マッチングアプリを入れさせお節介を焼く尚美ですが、この人本当にお節介。

こんな同僚居たらめっちゃ嫌ーーー！

と思いました（笑）

マッチングアプリを勧めるところまではまだいいでしょう。
でも勝手に相手に「今度是非会いましょう」とメッセージを送ったり、「マッチング率97％でーす！」と職場で大きな声を出したり…。

影山に「この子が相談したいことがあるみたいですー」と勝手に言ったり。

ある意味尚美のこの発言のせいで、リンカと影山は親しくなったようなものだし。

うわ、こんな人が同僚だったら絶対嫌…と思わずにはいられませんでした。
サスペンスには関係のないところですが29歳にもなって人の恋愛事情に学生ノリで首突っ込んでくるの嫌だなぁ…

と思っていたら殺されてしまいました（苦笑）

リンカ何でも話しすぎ

リンカと影山は仕事で出会い、マッチングアプリの怪しい男吐夢のことを相談するうちに徐々に親密になっていきます。

でも映画内ではお付き合いをしている描写はありません。

影山のいい人オーラに騙されてしまいリンカは心を開いていったようですが、それにしても心開きすぎじゃない？
と感じました。

影山はマッチングアプリの開発者なので、吐夢のことを相談するのはわかります。

でも自分の父親が不倫していたことや、母親が家を出て行ったこと。
中年の女性から不審な電話が掛かってきたこと。
自分が母親に捨てられた公園に影山を連れていったり。

まだ交際に発展もしていない相手にそんなこと話すかな～？

あと、影山が昔住んでいた廃墟に連れてこられたときも平気で密室に入っていくし。
そんなことがあった後でも吐夢が働く特殊清掃の部屋に1人で行くし。

ちょっと危機感薄すぎません？
って突っ込みたくなりました（笑）

でも影山をボコボコにしたシーンはかっこよかったです！

ラスト1秒で感じさせた真犯人

映画内では紆余曲折あって、完全に疑っていた吐夢に恋心を抱き、リンカから手を繋ぐシーンで終わるラスト。

でも本当のラスト1秒は怪しげな笑みを浮かべたカメラ目線の吐夢でした。

結局、影山はリンカが愛した人とリンカを愛する人に恨みがあったため、マッチングアプリ婚連続事件は続いているのです。

最後の笑みから、真犯人は吐夢…。

映画マッチング　考察

影山は壮大な復讐心があって実行しましたが、じゃあなぜ吐夢はマッチングアプリ婚の夫婦ばかりを狙っていたのか？
そこだけが映画内ではハッキリしませんでした。

ただのサイコパスだったのか？

映画マッチング　吐夢の真相とは？

仕事中なのにマッチングの考察が常に頭のどこかにある
本を読んで理解が進むどころか尚更深まった吐夢の抱える「闇」
彼を構築するもの、彼を動かすもの
永山吐夢という人間をもっと知りたくなってる…

あら？私も彼に「喰われた」のか？
— もえみ＠happiness (@ballet_stella) March 4, 2024

生まれてすぐコインロッカーに捨てられ、愛に飢えていた吐夢は真実の愛を知りたかったのでしょう。

マッチングアプリで気軽に出会って結婚することは吐夢にとって邪道だったのかもしれません。
だからマッチングアプリ婚にこだわっていたのかなと考察しました。

母親は子どもにとって大きな影響力がある

この映画を観終わって感じたこと。

それは子どもにとって「母親」が絶対的な存在であること。

映画では不倫する父親と、愛に溺れて壊れていく母親が出てきます。
目の前で壊れていく母親の姿は子どもに大きな傷を残してしまいます。

影山は壊れた母親のために、何十年もずっと復讐を考えていました。
また、駅のコインロッカーに捨てられた吐夢もずっと生みの親である母親を探していました。

賛否両論あるかもしれませんが、父親よりも母親の存在は子どもに大きな影響を与えるんですよね。
父親の不倫のせいでこんな憎悪劇が生まれてしまったけれど、子どもにとって守りたいのは父よりも母。

母親からの愛を感じられなかった2人の男の子がもがき苦しんでしまったのです。

私にも子どもがいますが、子どものためにも母である自分はしっかりしていなきゃ、子どもに思い切り愛を注いでいきたい、と強く思いました。

あと、不倫は絶対ダメ！

佐久間くん（吐夢）声が良すぎる

Snow Manの佐久間くん目当てでマッチングを観覧した方も多いでしょう。

私もその1人です。

吐夢は暗い雰囲気を纏った怪しい男なので、とにかくボソボソと喋ります。
でも、佐久間くんは声優業もしているからか、ボソボソ喋っても何を言っているのかハッキリ聞き取れるんです！

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、映画ってボソッと喋ると何を言ってるのか聞き取りずらい俳優さん多くないですか？

なのでこのボソボソ声が全く映画の邪魔にならない佐久間くんすごい！と感じました。

佐久間さんのお芝居は初見だったけどびっくりした。すごい上手。

役柄的にぼそぼそ喋るんだけど滑舌がすごく良いから全部聞き取れた。

あとは視線の運ばせ方！重い‼︎
吐夢の言動には全然共感できないけど、そこには彼なりの意思や芯がしっかりあるのが分かるのがとにかく怖かった。

あと顔が良い
— おかだの草子 (@okadanantoka) February 27, 2024

これは本当にすごいんだけど吐夢って見た目も言動も普通じゃないのにトリッキーなキャラによくある芝居がかったイカれた表現ではなく本当にそういう人なんだろうなって世界への溶け込み方をしてるところ　笑っちゃうようなところもありつつサ厶くはないバランスは佐久間大介の演技力に他ならないと思う
— トーコ (@tohko1053) February 28, 2024

最後にリンカが「いつも気味悪い黒いコート着てるから」と言ってプレゼントしたピンクのシャツ。

佐久間担にとっては『よくぞピンクを選んでくれたーーー！！』と内心盛りあがりを隠せませんでした（笑）

まとめ：映画マッチング考察

映画マッチングの考察・感想を綴りました。
佐久間大介さんの演技力が世に出る素晴らしい作品となりましたね。
マッチングのDVD・ブルーレイの発売も発表されたので、劇場で観れなかった人は是非DVDでご覧ください。

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この記事を書いた人

さにぃ

＜がんばるのをやめて自由に生きる＞
子育て真っただ中の３児の母です。
一世一代の決意でフルタイムワーママを卒業！
今は子どもの側でのんびり働いています。

勇気を出して退職したら人生が180度変わりました。
ストレスから解放され、Snow Manにどっぷりハマった主婦です(笑)

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